ストーリー

灼熱の騒乱

第十七章:灼熱の騒乱


荒れ果てた「ゴブリン峡谷」の外にそびえ立つ火山に
「焔鳴山城」という一見目立たない素朴なお城がありました。

そこは土地が貧しく物資も多くはありません。
それでも、城に住んでいる住民は苦しさなど見えず、皆が笑顔で暮らしていました。
なぜなら彼らには信頼できる偉大な存在「赤焔聖獣」の存在があるからです。

しかしある日「赤焔聖獣」が突如として凶暴化し
住民に”大きな肉を捧げなければ城を燃やす”と脅し始めました…。

異変はこれだけにとどまらず、一部の住民や山に住んでいる生物も
「赤焔聖獣」の凶暴化によって混乱し、挙句の果てには互いを攻撃するようになりました。
素朴な暮らしを送ってきた住民たちはどうすることもできない状況で途方に暮れ、
救いを求めるためにエデン大陸の各都市に使者を送ることを決意しました。

エンジェル学園の学園長ミカエルは「赤焔聖獣」の凶暴化の陰には
悪魔学園の関与を感じ、学園の天使たちに火山に向かうように指令を下します。

───幸せに暮らしていた住民たちの平穏を取り戻せるのは、
何度も世界を救った天使であるあなたの力にかかっています!