ストーリー

王墓の秘宝

第九章:王墓の秘宝


最近、永夜宮郊外に生息しているイビルキャット達が凶暴化し、人を襲うようになりました。
永夜宮はすっかり緊張した空気で包まれています。
イビルキャットが凶暴になったのは悪魔の襲来の前兆ではないかと懸念したミカエル学園長が
調査をさせたところ、サボテン高原の近くにイビルキャット達が住む、バステト王国を発見しました。

天界戦争の際、イビルキャット達は戦争に巻き込まれるのを恐れ、
移住した砂漠のオアシスを中心に独特な文明を築きました。
太陽神を崇拝する彼らの社会には厳しい階級制度があり、その貧富の差はとても大きいため、
最下層の奴隷たちは人間の姿に化けて人間社会で盗みを行わなければならないほどでした。

エンジェル学園の調査隊がバステト王国に派遣されて、現地の調査を行いました。
調査隊は太陽神の力を守ることを使命とする一族に話を聞いて、動乱の原因を突き止めることができました。
太陽神の力は太古の昔、神々が世界を創った時の混沌とした力です。
彼らの一族は代々その力を守る役目を与えられています。
しかし、その力に目をつけたサタンに、力を奪い取られてしまいました。
サタンはその力で死者を蘇らせ、操り、自らの力を拡大しようと企んでいます。

サタンの野望を食い止め、聖なる太陽神の力を守るため、
ミカエル学園長の呼びかけのもと、天使達は砂漠に向かいます。